もう15年経ちましたか。
イタリアのイモラ・・・・エンツォ・エ・ディノサーキット。
サンマリノGPと言う名称も懐かしくなりましたね。
今も、彼の地に佇む少し寂しげに俯いて腰かけているセナの銅像。
今頃は花束に囲まれているのだろうか?
「セナが!!・・・・セナが!!ウォールにクラッシュ!!!」フジTVの三宅アナの絶叫が今も耳に残ります。
その前日、世界的には無名なドライバーでしたが、同じくイモラに散ったドライバーが一人。
ローランド・ラッツェンバーガー。
90年代前半、日本での活躍は、当時の国内のレースファンなら良く覚えているかと。
F3000や、Gr.Aクラス2ではM3で大暴れでしたね。
チームメイトは、現在琢磨のマネージャーでも有るA.G.スコット。
(今はアンドリューと言う呼び方が多いですかね?)
その活躍が、耳に届いたのか、コネクションが有ったのか、
新興チーム、シムテック(現存せず)よりF1にデビュー。
もちろん、ドン尻争い集団に埋もれた状態でした。
それでも、日本で活躍してF1に行ったドライバーなので、注目してました。
イモラでの訃報を知ったのは、新聞の小さな記事でした。
「レーサーが事故死」
位の小さな記事だったと思います。
良く読んでみると、ラッツェンだった・・・・と。
我が目を疑いましたし、記事を疑いもしました。
しかし、事実は事実でした。
何となく、暗い気持ちで迎えたサンマリノ決勝の放送。
何やら、いつもとは違う始まり方。
何が有ったんだ?
当時、CSも無く地上波のみの上、ネットなんてまだまだだったので、
時間差の放送のみが情報を知る術でした。
セナがレース中に激しいクラッシュに遭い、赤旗中断だと言う。
カメラ前に居並ぶ解説陣。
実況の三宅アナ、今宮・川井の二人。
その眼には涙が滲んでいました。
ドクターヘリで急送されたものの、その容体は予断を許さない状況。
(実際は絶望的だったんだろう)
そして、セナの死亡が伝えられた。
かろうじて、シューミが勝ったのは覚えているが、後は何も覚えていません。
当時、オイラはセナが嫌いでした。
プロスト派でしたし(笑)
危険すぎる、或る種無謀とも言える走り。
彼の走りは、当時のオイラの眼にはそう見えました。
刹那的な速さ・・・・・・ここで速く走れたら、次の瞬間には死んでも良い。
そんな感じでした。
それが嫌いだった、と言うか怖かったね、当時は。
そして、余り語られないよろしくない一面。
「彼の走りは心臓に悪い」
当時のプロストはそう言ってましたね。
本当は、車の限界がプロスト達が思っているよりも先だった・・・・・のかも知れない。
セナは車の限界を常に探っていたのかも知れません。
特にプロストは頭で走るタイプなので、「限界はココ」と決めたらそれ以上は行かない・・・・
行けなかったんでしょう。
今思えば、常に限界性能を引き出し、最大限の走りを常にしていた・・・・と。
もちろん結果的に行き過ぎてしまう事も有ったし、彼の性格が余計にややこしくしてしまった
事も有ったね。
ただ、あの「鈴鹿1コーナー扉を閉めちゃった事件」だけは未だに・・・・・・(汗)
気が付けばオイラは、セナの年齢を追い越してた。
あの時、セナの背後に居たシューミは、その後のF1界を背負って立った。
何度も何度も栄冠を手にしたし、P.P.の数も勝利数もセナを上回った。
でも、シューミはセナの背中を追い越せたのかな?
アイルトン、そしてローランド。
あなた達の事故以後、F1では飛躍的に安全性が向上しました。
残念なのは、それがもう少し早ければ、あなた達を記憶だけで語らなくて済んだのに・・・・
と言う事です。
そして、悲しい事に今のF1ドライバーにあなた達をリアルタイムで知っているのは
ルーベンスだけになってしまいました。
月日と言う物は、かくも残酷で有り、心の痛みを和らげてくれる物でも有り・・・・。
ヴェッテルの走りを見て、何となくセナをオーバーラップさせてしまいながら
思った事を書いてみました。
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オイラまだ若いからね(笑)
去年のクビサや、コバ、鈴鹿のベンちゃん・・・は一昨年だっけ?
これだったら大丈夫だよって言える事に感謝しますよね。
ブルーノよりも、クビサの方がセナに見える今日この頃www
そうだね‥ジムくんは追い越す、だね…。初めはなんだなんだコイツだった。それからドンドン面白くしてくれた。いちばんハマった月日でした。前日の悲劇に恐れなかった性格‥。あれからカテゴリー違えど次々起こった危険な死‥。時は流れて・。
間に合わなかった方々の空からの安堵感を感じる数日です。楽しませてくれた空のセナに感謝です。
ヴェッテルに何故目が行くか解ったョ。お寿司ご一緒出来たからだじゃ無かったんだと気付いたキミの目('-^*)
月日の経つのは早いもので・・・。
今は当たり前のHANSも、辿ればここから始まったものですし、
あの事故以来、飛躍的に安全性が高くなりましたね。
確かに完全な物は無いでしょうけども、
可能な限り、アクシデント衝撃を軽減される事を願います。
最近、国内では「ブノアっぽい」と言う言葉がジワジワと来ていますが(笑)
ヴェッテルくん、セナっぽいですよ。
雨の富士での号泣とか(笑)
突然有り得ない走ったりとか・・・。
天性のセンスも持ってるでしょうが、
以外にも頭も使っているらしいです(笑)
セナが訴え始めた矢先、図らずも自ら当時のマシンの
危険性を立証してしまいましたね。
今頃は、昨年のクビサやコバのクラッシュを見て
胸を撫で下ろしているのではないでしょうか。
あの日から15年も経つのですね。
そうですね。
ラッツェンの死の悲しみが癒える間もなく、あのセナの悪夢でしたから、我々日本のモースポファンには二重で悲しい記憶として残ってますね。
(T_T)
おっしゃるようにあの日から更なる安全向上の流れになり今日に至りました。
しかし安全に完全というものはないと思いますので、このモースポ界の永遠のテーマには関係者各位の皆さんの更なる努力を期待します。
デビューの仕方といい、その走りといい、確かにヴェッテル君はセナっぽいですね。
ただ、セナはもっとアグレッシブだったと思いますが。そう、琢磨のように( ̄ー ̄)ニヤリ
去年のこの日の自分のブログでも書いたんですが、今のF1をセナが見たら、どう思うんでしょうね…。
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永遠のセナ。
あれから15年ですか…
F1系のサイトでもセナの命日を伝えるニュースって減りましたね。。。
セナ,他界から15年の歳月(FormulaWebさんよ...
[2009/05/02 09:47]
URL
カンヂのあなた!(40代の青春)
あれから15年。
5月1日です。 やっぱり、オイラ世代のF1ファンなら誰もがその日を、諳んじて言えるのかもしれません。 そう、あの男の命日です。 アイルトン・セナ・ダ・シルヴァ。 15年前の今日。世界中のF1ファンが「ウソだろ、ウソだと言ってくれ!」とテレビの前で叫ん...
[2009/05/02 11:12]
URL
この際、言いたい放題=別冊版