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F1タイヤウォーズを振り返る 

どうでもエエ話が続いたので、
少し真面目なネタで・・・・・・。

とある日、知り合いのコルベットが気になる方(笑)から、

「タイヤってそんなに違うもの?」

と素朴な疑問が有りました。

真っ黒で、丸い。
見た目は何処のだって同じに見えます。
ところが、近年のF1のタイヤは凄まじい勢いで変化しました。


まずは、MI参戦以前に・・・・・。
長くGY(グッドイヤー)の専制時代が続き、
そこへPI(ピレリ)が参入(復帰?)してきました。
この頃は、タイヤ戦争とは言え、今ほどレベルが高い物では無く
基本的な性能よりも、品質が均一じゃなかったり、
タイヤそのものへの考え方がお粗末でした。
多分、こんなタイヤで行けるだろう・・・。こんな程度。

路面にたまたま、マッチした時のPIタイヤの良さは
外した時(コッチが圧倒的に多かった)とは比べ物にならない程。

伝説となっている、セナVSアレジのバトルもその恩恵。
(要因はそれだけでは無いんだけど)
只、速さが持続しなかった。(爆)
安定性に欠けた感じでした。
まぁ、トップチームが装着しなかった事も有って、
これと言って目立った成績も上げずに、撤退。
GYは上位陣が全て装着していた事と、
何より安定性がありました。

背景には、会社の規模や予算もあったんでしょうけどね。

F1はGYの天下となり、GYは余裕で構えていた。
結果的にこれがいけなかった。
それを横目に、ヒッソリとしかし着実に開発をするメーカーが1社。

BS(ブリヂストン)である。
開発の為にF1マシンを購入しテストを重ねた。
そして満を持してF1会に参入。
争いの無い世界で長く過しすぎたGYは、
「まぁ、胸貸したるわ」程度に構えていたのかも知れない。
所が、BSは始めからレベルの高いタイヤを投入。
GYが脅威に感じた時には既に手遅れ、BSに駆逐されて行く。
開発を怠ったGYは敗北、撤退。
(業績悪化もあったらしいが)

タイヤに関する哲学の違いが根底に在ったんだろう。
GYは走れたら良いじゃん!的。
BSは勝ってなんぼ!!って感じ。

その差だったんでしょう。


BSは特に国内では激しいタイヤウォーズを生き抜いて来ている。
そのノウハウがあったんでしょうかね。
ただ、トンガッタタイヤは作らない。
とんがったタイヤとは、グリップ力が有る変わりに
寿命が短い・・・とか、
一昨年のUSGPのMIみたいなタイヤ・・とかは
絶対に使わないんです。
これポリシーなんでしょうか、オイラが使う(てた)
Sタイヤでもそんな傾向が有りました。
F1の様に、ソフト目とハード目が有るんですが、
温度の対応域にある程度の幅を持たせるんですよ。
反面、そうなるとドッチつかずな状況も有ります。
ソフトだと柔い、けどハードだと・・・。
それなりには走れますけどね・・・・。
他メーカーはかなり絞ったタイヤだった(気がする)
但し、外した中では一番使えるタイヤでした。
他メーカーのは温度域が外れた時の落ち幅が酷かった。

昨年のハンガリーGP、終盤シューミがウェットで乗り切ろう
としたのは、間違い無くドライタイヤの作動領域じゃなかった
んでしょう。
けども、アレは履き替えるべきだったね。
お陰で「君が代」が鳴った(ホンダスタッフ的に)んですがね。


bsf1.jpg




そして、話は戻ってF1。
そしてBSvsMIの世紀のタイヤウォーズが始まる訳ですが、
MIも当初から結構な性能を発揮してました。
当り外れもお互い有って、互角の勝負だったかな?と。
所が、コレに変化が訪れる。
フェラーリ以外の上位チームが揃ってMIに。
BSのフェラーリ贔屓が招いた結果でも有りますが。
それ以前に、トップチームはみんなMIだったので
そうなったのも致し方ないと言えば致し方ないのでは有るが。

更に追い討ちをかけるかの様に、タイヤ無交換に。
ここでも両メーカーのポリシーが差になった。

MIはギリギリまで攻めたタイヤを用意。
「キチンと使えば最後まで持つだろう。後はアンタ達次第」
と言った雰囲気。

BSはレース距離をキッチリ走りきれるタイヤ。
「レース中に絶対トラブルを出さない。」
初期ではもう1レース走れそうな位だったとか。

それが一番顕著に表れたのが、あのUSGP。
レース用のタイヤがレーシングスピードで走れないなんてのは
論外。


言語道断!


きっちりとレースをしたBSが何故非難されたのか
馬鹿ばっかりなのか?
非難すべきはMIだったでしょうに。




MIとBSのポリシーの表れですな。


04年までのフェラーリの快進撃が、05年に止まったのは
これも要因と言えます。
(勿論それだけでは無い)



その年も終盤にはBSも頑張り、MIにかなり追い付いた。
破れはした物の、BSはタイヤのトラブルらしいトラブルは皆無。


BSは攻めた設計のタイヤも投入したかったようだけど、
フェラーリが首を縦に振らなかったそうだ。


実はBS、結構様々な提案はしていた模様。
フェラーリがOKしてくれなかった事が多かったようです。
フェラーリは実は凄くコンサバなチームだったんだろうか?







基本的な所に帰って、何がそんなに違うのか?ってとこから。

外からは見えない内側の構造や、形状、それから素材
なんかで形は同じでも、全く違う物が出来ます。
で、コンパウンド(表面のゴムの素材)の発熱性や
耐磨耗性によって様々なキャラクターが有ります。

そして、縦方向(加減速)に使うか横方向(コーナリング)に使うか
の癖も違います。


タイヤに安定した性能を求めると「発熱が遅い」とか
「冷えるとタイムが・・・」ってなる傾向です。

高いグリップを追求すると「すぐタレる」とか
「タイム落ちが激しい」って傾向かな。


一番良いのは、早く温まって、タイヤの持ちが良くて
タイムが落ちないタイヤが最高なんだけど、
そう簡単には行かないものです。
ある程度の妥協点を見つけて開発されます。
各コースで最適なバランスや硬さを想定して、
更には、気温や天候にも気を配り各GPに持ち込む訳です。
想定した通りなら「当り」
想定外だったら「外れ」と表現するんですね。

更に、ドンピシャだと、鈴鹿で1分28秒が出たりする訳だ!
ド外しになると、ハンガリーでメラメラになるんだわな。(爆)



で、昨年。
序盤では、MI(つかルノー)に初期の発熱性で負けてた
(気がする)BSは、フェラーリを説得した。
兼ねてから投入したかった新構造を投入。
フェラーリとルノーの差は車体の差となった。
が、USGPではその前年のあの一件も有り、MIは
もう安全マージンをたっぷり取ったタイヤ(だったろう)を
投入。
そして、あの「マス・ダンパー」騒動。
更には撤退が決定したMIの、明らかな、落ちべーション。
反対に、シューミを勝って引退させる(極秘に)為に、
BS陣営は奮起。

終盤では完全にBSが性能で勝ってました。















そして、今シーズン。
BSワンメイクとなり、全チームに同じタイヤが供給される。
更に、二種類のコンパウンド共レース中に使用しなければならない。
と言う事は今シーズン、キモは車体側となります。
昨年までは、車体の不出来をタイヤがカバーしてくれた。
が、今シーズンはそれが出来ない。

今シーズン、車体をきっちり仕上げ、
タイヤをしっかり使いきれて、
尚且つ、セッティングの幅が広い所が活躍するでしょうね。






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[ 2007/02/11 13:36 ] F1&琢磨 | TB(0) | CM(13)

ジムさんへ

Sタイヤですとダンロップの方が縦は強いですね、横方向はヌルヌル滑りながらコントロールする感じ、悪くいえば鈍いんだけど良く言えばコントローラブル。
BSは摩擦円が円に近いですね、路面にゴムが食いつくシャープなんだけどちょいピーキー。
話を戻して路面とタイヤの相性ですが気温だけでなく路面の構造も各サーキットで異なりますし、溶けたゴムが路面に張り付いていくいわゆるラバーグリップの付き方や埃や砂の乗り具合とかでも異なります。
で、最近は安全マージンを削り取ってギリギリを狙ってますから読みが少しでも外れると何ともならなくなると。
またハード、ソフトてのも相対的なモンですから、サーキットAのハードがサーキットBではソフトだったりって事もあります。

突き詰めていけば全セッション異なるタイヤって事になると思います、3日間でもコンディションは変わりますから。
そういや最近は殆どのカテゴリーで使えませんが1周しか持たない!予選用タイヤもありましたね。
[ 2007/02/14 21:43 ] [ 編集 ]

yu-koさんへ☆

例えば、路面温度が50℃で、タイヤの温度が80℃
になったら最高の性能を発揮するハードタイヤを、
路面温度30℃、タイヤが60℃までしか温まらない状況で走るとする。

それで走りきろうとすると、タイヤの性能を使い切れない。
曲がらない訳だから、タイヤに余計な負担が掛かる。
偏磨耗を起こしたり、ボロボロになったりする。
そうなると、ハードだから長持ち・・・・・・
って言えないでしょ?

路面に合う合わないてのは、今のF1のタイヤって
ギリギリまでマージンを削って、性能を向上させてるんです。
このコースでこの時期この天気ならこう言うタイヤ。
このコースは舗装が良い(悪い)からこんなコンパウンド・・・・・。
そうやって的を絞ってタイヤの開発をしてるんです。

データや気象情報で、このGPはこの仕様で行こう!
って持ち込むんです。
で、読みが当れば「路面に合う」と。
そう言う事です。
って、こんなんで分かった?
[ 2007/02/14 12:35 ] [ 編集 ]

カンジさんへ☆

レッドタイヤとか採用するとかしないって言ってますよね?
タイヤのサイドが赤いヤツ。
これ、アメリカのチャンプカーで実際やってるらしいです。
「あ、今ソフトなんだ」と一目で分かるから、観客にも好評・・・・・・・とか。

すっかり、レースでは無く、エンターテインメントですな。
[ 2007/02/14 12:20 ] [ 編集 ]

そうなんですか?

あたしのタイヤのイメージだとハードの方が
寿命が長く安定してる。という感じだったのですが。

路面が合わないというのは、例えばどういう事なのでしょうか?
路面温度とかも関係あるのかな?
[ 2007/02/13 21:07 ] [ 編集 ]

タイヤと言えば…

今年のレギュレーションはどうなん?
1レースで2種類のコンポウンドって…それでレースはおもしろくなるのでしょうか?
なんか…だんだんプロレスのように見せ物化しているような気がしないでも…(;^_^A
[ 2007/02/13 12:41 ] [ 編集 ]

スラさんへ☆

そうそう、だから「タイヤがササクレて・・・」
とか言われると、「ああ、アレか。」みたいな感じ!
BSは全般的に「縦」のタイヤですもんね。

[ 2007/02/13 12:19 ] [ 編集 ]

ビートニクさんへ☆

ハードも路面に合わないと、ボロボロになりますね。

今季は戦略面では選択肢が減りそうです。
外れタイヤを何処で使うか・・・位でしょうね。
[ 2007/02/13 12:15 ] [ 編集 ]

スーパー1さんへ☆

1ストップは有り得ないでしょう。
変則2ストップで、外れを短いスパンで済ませるか。
或いは3ストップとか・・・。

戦略面では、面白みが減るかもね。
[ 2007/02/13 12:11 ] [ 編集 ]

コルベットが気になる方☆

去年のオーストラリアなんかも、BSはソフトを推したんだけど、フェラーリが「実績が無い」と却下。
で、あの結果。(笑)

で、ソフトだから短命・・・とは一概に言えないんだよね。
状況に有ってるならハードより長持ちもする事が有るよ。

で、今季は明らかに合わないタイやを一回は使わないと行けない。
当然、タイムは落ちる。
落ち幅を低くする為には、車体側で何とかするしかないんですね。
だからセッティングのキャパが広い車の方が良いんです。
[ 2007/02/13 12:08 ] [ 編集 ]

ワンメイクだってのに「タイヤが合わない」とかヌカしてる某Tは置いといて(笑)
ここ最近やたらとタイヤのウォームアップ性能とか、適正温度域が合うだの外したのって話が多いですよね。
それだけタイヤの性能を発揮出来る領域を狭めて絞り込んでるトコまで、タイヤ戦争も進んでいるんでしょう。

そういやアグちゃんが「BSのタイヤって普通車用からF1までフィーリングは同じ」と言ってました。
確かにSタイヤもスリックもタイヤの接地面だけでなく、タイヤ全体のゴムのヨジレでグリップするフィーリングは似てる鴨。
[ 2007/02/12 14:19 ] [ 編集 ]

去年BSは

フロントタイヤの幅を広げてきたんだよね。
その変遷も面白いよ。
空力が落ちるってフェラーリがなかなかokを出さなかったらしいけどね。

路面・気温・グリップとの関係で言えば、柔らかいのが短命とは言い切れないのが面白いよね。
マッチしているというのが大事
[ 2007/02/12 08:50 ] [ 編集 ]

タイヤって生き物と言われてるだけあって予測が難しいですよね!

この2種類のタイヤを1レースで使用しなきゃいけなくなったレギュによりいろんなドラマが生まれますかね?

1ストップ作戦は使いにくくなりましたよね!
[ 2007/02/12 03:50 ] [ 編集 ]

ついに

タイヤエントリー!!
BSってイメージ通りかも。と思ったら、フェラーリが
却下してたなんてちょっと意外でした。

今シーズンはソフト/ハード共に使うって結構難しいですよね。
ソフトは攻めよりだけど、寿命や安定性は…でしょ?
やっぱりコースレイアウトに向いてるタイヤよりの
セッティングになるんでしょうか?
今度そのあたりも是非!!!笑)

[ 2007/02/12 00:18 ] [ 編集 ]

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